IPO1の物品持来、障害往復飛越持来、前進及び伏せ、を除いた課目
(ただし配点と、数カ所の規定は異なる。銃声確定性テストは行われない)とする。
それぞれの課目は、基本姿勢(指示なし脚側停座)に始まり、基本姿勢で終わるものとする。
課目は審査員の指示で始められるが、脚側行進中の左反転ターン(犬は右回りでも左回りでもよい)、方向変換、停止、歩度の変更などは
全て、審査員の指示なしに行われる。
しかし、指導主は審査員に課目順を確認することや、合図を出してくれるよう依頼することが許されている。
速歩から緩歩への歩度の移行は常歩を間に挟まずに実施しなければならない。左反転ターンは2通りの方法が許されている。
一つの課目の終りに基本姿勢をとることが、同時に次の課目の開始の基本姿勢となってもかまわない。
一つの課目が終了した時に犬を誉めることは許されている。
ただしその場合、次の課目を開始しする前に明確な基本姿勢(約3秒)を行わなければならない。
課目と課目の間も犬は脚側行進を行わなければならない。
正面停座の犬を脚側停座させる場合、直接左から脚側停座させてもよいし、指導主の周囲をまわして脚側停座させてもよい。



紐付き脚側行進(15点)

審査員の指示に従い指導主は紐付きの犬と出発点で基本姿勢をとる。
指導主の「アトエ」の声符で嬉々として指導主に従い最低40歩(最高50歩)止まることなく常歩で行進し、左反転ターンして引き返す。
帰路は常歩で最低10歩(最高15歩)進んだ後、速歩、緩歩を行い(速歩、緩歩ともに最低10歩〜最高15歩)再び常歩に移る。
そして「右折」「左折」を最低1回行う。
2回目の左反転ターンを行った後、若干進んで指導主は停止する。犬は指示なく速やかに脚側停座する。
この際、指導主は位置を変えて犬に近寄ることは認められていない。
課目中、紐は左手に持ち決してピンと張らず、犬は常に指導主の左膝に肩甲骨を揃える位置にいることが望ましい。
それより前後したり左右に大きく離れてはならない。声符「アトエ」は、出発と歩度を変えるときにのみ許されている。
行進中の支持なし停座から続いて、最低4人の群衆内を8の字を描くように行進し、群衆の中央で指導主は停止する。
犬は指示なく速やかに脚側停座する。群衆は互いに入れ替わるように静かに動いている。
脚側行進中に犬が遅れたり、前に出すぎたり、横にそれたりすること、及び指導主の左反転ターンに際し、躊躇したり、遅れたりしたら減点である。

紐無し脚側行進(15点)

紐付脚側行進での群衆内指示なし停座を行った後、審査員の指示で紐をとり、肩から掛けるかポケットに入れる。
紐無し脚側行進は群衆内行進から始まる。
紐無し脚側行進で群衆内を8の字を描くように行進し、紐付脚側行進の時と同様に群衆内の中央で指示なし停座を1回行った後、出発点に戻り、
紐付脚側行進と同じ要領で紐無し脚側行進を行う。
脚側行進中に犬が遅れたり、前に出すぎたり、横にそれたりすること、及び指導主の左反転ターンに際し、躊躇したり、遅れたりしたら減点である。

常歩行進中の停座(10点)

基本姿勢から常歩紐無し脚側行進で最低10歩(最高15歩)進んだところで歩度を変えたり、振り返ることなく、声符「スワレ」で犬を停座させ、
指導主はそのまま30歩前進して立ち止まり、すぐに犬の方に向き直る。
審査員の指示で犬のところに戻り犬の右側に立って基本姿勢をとる。
犬が停座せず、伏せたり、立ったままでいた場合は5点の減点。


常歩行進中の伏せ及び招呼(10点)

基本姿勢から常歩紐無し脚側行進で最低10歩(最高15歩)進んだところで歩度を変えたり振り返ることなく声符「フセ」で犬を伏せさせ、
指導主はそのまま30歩前進して立ち止まり、すぐに犬の方に向き直る。
審査員の指示で犬を招呼する。
犬は嬉々として駆け足でやって来て、指導主の直前で正面停座する。
一呼吸おいて審査員の支持なく、声符「アトエ」で犬は素早く脚側停座しなくてはいけない。
犬が声符「フセ」で停座したり、立ったままでいた場合は、5点の減点。


状況下の伏せ(10点)

ペアの犬の紐付き脚側行進開始前に、指導主は引き紐をつけた犬とともに休止地点で基本姿勢を行う。
審査員の指示で引き紐を外してから、声符「フセ」で犬を伏せさせる。
指導主は振り返って犬を見ることなく最低40歩離れて、犬に背を向けて静かに立っている。
ペアの犬の課目4(常歩行進中の伏せ及び招呼)の終了後、審査員の指示で指導主は犬のもとに行き、
犬の右側に立ち審査員の指示で声符「スワレ」を与えて脚側停座させる。



同伴犬(BHベーハー)試験とは
(試験は飼い主と犬で行います)

「同伴犬訓練とは、交通状況等も勘案して飼い主が愛犬を連れて安全かつ楽しく、何処でも歩く事ができる様に訓練することを目的とし、
ヨーロッパでは広く普及している訓練です。
この訓練科目は、オビディエンス訓練(家庭犬訓練)、特に脚側行進を中心に構されており、日常生活において犬を運動や散歩に連れ出した時等、
どの様な状況下においても、他人に迷惑かけることなく、安全に楽しく犬の運動や散歩を行うための訓練です。
例えば、広場で愛犬のリードを外して自由に遊ばせている時、急にジョギングをしている人が現れたり、自転車が来たりしても、
同伴犬訓練をマスターしている犬であれば、飼い主の指示1つで、その人に飛びついたりして、迷惑をかけるようなことは起こりません。
本来、犬の躾、訓練は人と犬とが共存し、快適な生活を送るために行うものと考えています。

道路での服従中における態度

審査員の指示に従って、指導主と犬は指示された歩道の一部を歩く。審査員は適度な距離を取って指導主の後に続く。
犬は指導主の左側を、ゆるく垂らした紐につながれて、肩を指導主の膝の位置に揃えるように保って従順に歩かなければならない。
犬は歩行者や乗り物に対して、興味を示してはいけない。通りすがりのジョギング役(ヘルパー)が、指導主の前を横切るか、前からすれ違うか、
あるいは追い越す。
すれ違うか、追い越すときはヘルパーと指導主の間に犬がいなければならない。
続いて、すぐ後ろまで迫っていた自転車に乗った人(ヘルパー)が、指導主と犬を、ベルを鳴らしながら追い越して行く。
追い越すときは自転車と指導主の間に犬がいなければならない。その後、審査員の指示で指導主と犬は方向転換して審査員のもとに行き
審査員と握手をしながら挨拶をする。
犬はその際に立ったままでいても、伏せていても、座っていてもよいが、静かにしていなければならない。

人通りが多い場所での態度

審査員の指示に従って、指導主は犬とともに人通りの多い所へ進む。審査員の指示で2回立ち止まらなければいけない。
1回目は、立ち止まると同時に声符「スワレ」で犬は停座しなければならない。2回目は、立ち止まると同時に声符「フセ」で犬は素早く伏せて、
そのままでいなければならない。
その後、審査員の指示で指導主と犬は、審査員のもとに行き、審査員と握手をしながら挨拶をする。
犬はその際に立ったままでいても、伏せていても、座っていてもよいが、静かにしていなけらばならない。
この課目中に、非常に大きな音が聞こえる所(バイク、あるいは自転車を使う)にとどまるという場所を設けなければならない。
犬は人通りの多いところや非常に大きな音が聞こえる場所でも指導主に注意を向け影響されないで従順について行かなければならない。

往来で待たされた場合の態度,他の犬に対する態度

審査員の指示に従って、人通りの多い指示された場所へ行き指導主は引き紐をフェンスなどに繋ぐ。
指導主は犬から見えないように、遮断物の後ろに隠れ、2分間そのままでいる。
犬は立ったままでいても伏せていても座っていてもよい。
指導主がいない間に、1人の歩行者(ヘルパー)が犬を連れて待たされている犬から約5歩離れたところを通り過ぎる。
待たされている犬は静かにしていなければならない。
その後、審査員の指示で、待たされていた犬は指導主とともに審査員のもとに行き審査員と握手をしながら挨拶をする。
通り過ぎていく犬は喧嘩癖があったり、審査犬を兆発するような犬をつかってはならない。
(JKC参照)
セクションA(服従審査)     満点:60点 (42.0点以上合格)

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セクションB    往来における審査
(セクションAの小計が42.0点以上でセクションBの全科目が「可」のみ合格)